セ・リーグの本塁打王を争うヤクルトの山田哲人内野手とウラディミール・バレンティン外野手が、今季10度目のアベックアーチを決めた。

 まずは山田哲が3回2死一、二塁で、DeNAウィーランドからバックスクリーンへ27号逆転3ラン。3試合ぶりの一発を「走者をかえすことだけを考えた。すぐに取り返せてよかった」と振り返った。

 本塁打争いで1本リードされたバレンティンも、黙ってはいなかった。5-2の5回1死一塁で、ウィーランドの低めのカーブをすくい上げると、バックスクリーン右へと運んだ。27号2ランを「低めの球でしたがうまく拾うことができました」と自画自賛した。

 「ライバルだとか、お互いを意識していない。チームが勝つことが一番大事」と常々口にする2人。それでも抜きつ抜かれつを繰り返す本塁打争いは、ヒートアップしてきた。