西武が2位との直接対決3連戦に3連勝し、優勝マジック「11」を点灯させた。最短で24日に08年以来の優勝が決まる。

10年前の優勝を知るベテラン2人が決めた。まずは栗山巧外野手。初回1死満塁でソフトバンク・ミランダの4球目、低め146キロを完璧に捉え、バックスクリーンへ先制の7号満塁本塁打を放った。4-1の7回は、中村剛也内野手。2死一、三塁でスアレスの初球153キロを右翼席へ放り込んだ。

同い年&同期入団の2人は、そろってお立ち台に上がった。

中村 福岡で3連敗(8月24~26日)したので、なんとか、やり返せないかなと。(栗山とのお立ち台は)うれしいですね。

栗山 いいところで回ってきました。先に1点をと、プレッシャーがかかったけど、いいスイングができました。おかわり(中村)なりに苦労してるだろうけど、(初球を)1発で仕留めて、嫌な気持ちです(笑い)。うれしいです。

2人の登場に、満員のスタンドも大盛り上がりだった。

辻発彦監督は「さすがベテラン」と賛辞を惜しまなかった。