九共大が秋季リーグ優勝に王手をかけた。

3回までに3番・早野僚馬外野手(4年=自由ケ丘)の2ランなどで3点をリードしながら、8回、春秋連覇を狙う全日本大学選手権4強の九産大の底力で試合をひっくり返された。それでも秋季5連覇へ執念を見せた。1点を追う9回1死一、二塁。6番・笹井健太郎内野手(4年=倉敷)が左翼線に同点適時二塁打。さらにスクイズ、押し出し死球で逆転だ。投げてはエース島内颯太郎投手(4年=光陵)が4失点完投で自身初の5勝目。上原忠監督(51)は「最後に4年生が力を出すのが共立の伝統。技術より気力で勝った」と、カギを握った最上級生の奮戦をたたえた。