日本ハム清宮幸太郎内野手(19)が、自身初出場となるクライマックスシリーズ(CS)へ向けて南国で心身を整える。

6日、2軍本拠地の千葉・鎌ケ谷で練習に参加。今日7日にはフェニックスリーグが開催される宮崎へ移動する。一時的に1軍を離れているが、栗山監督からは「この前、2軍から上がってきた時も(状態は)良かったので、そういう感じでしっかりリフレッシュして、自分のスイングをもう1回できるように、ってことですね」と、しっかり状態を上げるよう指令を受けた。

確かに、指揮官が言及した8月21日の再々昇格直後は打ちまくっていた。8月末までの9試合出場で打率3割3分3厘、3本塁打、8打点。猛打を振るったが、9月以降は21試合出場で打率1割5分5厘、3本塁打、8打点と勢いをなくした。宮崎では第1クールの4試合に出場予定で、まずは自分のスイングを取り戻すことがテーマ。「そこが最初かなと思う。(最近は自分のスイングを)させてもらえないこともあったので、まずはそこが大事」と、話した。

この日、栗山監督は清宮のCSでのスタメン起用の可能性について「ゼロじゃないよ」と明言。実現すれば、パ・リーグの高卒新人野手では16年浅間以来2人目。安打を放てば史上初の快挙となる。「出るのであればホントに負けられない。違った雰囲気の中でやると思う。チームの勝利だけ考えてやりたいです。ある意味、リセットして新たな気持ちでいければ」。きっちり仕上げて、最初の決戦地・福岡へ乗り込む。【木下大輔】