U23(23歳以下)ワールドカップ(W杯=19日開幕、コロンビア)に出場する日本代表が、千葉・君津市で新日鉄住金かずさマジックと初の練習試合を行い、勝利した。

打線は3回に打者12人を送る猛攻。2死から7安打2四球で一挙7得点を挙げた。

投手陣も先発の種市(ロッテ)から山崎(オリックス)水野(ヤマハ)桜井(DeNA)塹江(広島)長井(広島)とつなぎ、相手打線を3安打3失点に封じた。

中でも活躍が光ったのが、対戦相手のかずさマジックから代表に選出されている宮沢義也(よしゅあ)外野手。ガーナ人の父から抜群の身体能力を受け継ぐ宮沢は「7番右翼」でフル出場。3回に左中間へ2点適時二塁打を放つと、5回と7回にも左前打。両軍で唯一3安打をマークして、詰め掛けたファンを沸かせた。

稲葉監督は「非常にバネがある。長打力もありますし、体に力がある。彼をどうやってこのチームで生かしていこうかと。かなり魅力のある選手に感じました」と高く評価。

宮沢本人も「僕の長所は思い切りの良いスイング。いつも通り、それを出していこうと思ってプレーしました。W杯で優勝するためにこのチームでできることを見つけて頑張りたい。(身体能力は)生まれ持ったものなので感謝しています」と笑顔で話した。