楽天島内宏明外野手(28)が来季「バレルの打球」で本塁打20発以上を目指す。

バレルとは大リーグで用いられる指標で、基本は本塁打を含めて安打に最もなりやすい速度98マイル(約157・7キロ)以上、角度30度前後の打球をいう。チーム最速170キロ超の打球を放つ島内だが、これまで打球が上がらず「ちょっとでも角度が上がれば入っていたという打席がすごいあった」という。

島内は、19日に楽天生命パークで行われた秋季練習でもロングティーで意識的にフライを打ち、何本も柵越えさせた。「ゴロで終わるんだったらフライで終わるような打席を増やしたい。かち上げるようなイメージでやりすぎくらいがちょうどいい。本塁打は去年14本で今年は11本。ちょっと落ちちゃったので来年は20本を目標に頑張ります」。平石監督も「20発? 能力から考えればもっといく」と太鼓判。来季はアーチ増産に期待だ。