早大が逆転勝利を挙げ、目前の胴上げを阻止した。

6回、1点差に詰め寄ったあと、なおも続いた1死満塁から代打福岡高輝内野手(3年=川越東)が走者一掃の二塁打を放ち、試合をひっくり返した。

慶大の猛追を受け、9回には1点差にまで詰め寄られたが、5投手をリレーして辛うじて逃げきった。

高橋広監督(63)は「優勝はなくなっていたが、一丸となってよくつないでくれた。早慶戦は意味が違いますからね」と話した。

貴重な一打を放った福岡も「明日も勝負どころで出番があると思うんで、しっかり準備したい。胴上げは見たくないです」と話していた。