巨人は30日、31日からの秋季キャンプに向けて宮崎入りした。原辰徳監督は宿舎で選手に対し、訓示を行った。

「プロ野球選手たるもの、まずはコンディション。いいコンディションをつくって毎日、グラウンドに出てくることを約束してほしい。もう1つ、のびのびとプレーしてほしい。親にユニホームを買ってもらって、初めてグラウンドに出た時の気持ちを忘れないで戦うことが大事。そうやって楽しく野球をやる人間が集まってこそ、強いチームができあがる。プレーには消極的な成功よりも、少年時代のようにノビノビと失敗を恐れない攻撃的な姿勢を求めたい。明日から少々きつい練習になるが、多少の苦しみがないと栄光はつかめない。一生懸命、汗をかいた選手には見返りが必ず来る。1人でも取り残されることなく、チーム一丸となって戦っていこう」と15分にわたり、熱く語った。

野手キャプテンに石川、投手キャプテンに宮国が指名された。石川は「グラウンドに出たら先輩後輩は関係ない。全員オレについてこい!」と高らかに宣言し、宮国は「引っ張っていけるように頑張ります」と謙虚に話した。