西武からドラフト3位で指名された三菱自動車岡崎・山野辺翔内野手(24)が15日、名古屋市内で入団交渉を行い、契約金6000万円、年俸1200万円(いずれも推定)で合意した。

会見に臨んだ山野辺は「ドラフト直後は緊張で実感がなかったんですけど今日、合意させていただいたことで実感が湧いてきました。日米野球でもメジャーリーガーの方たちと試合をして日本チームが勝っている。メジャーリーグに負けない日本のプロ野球の世界に行けるので、今すごいドキドキ、ワクワクがあります」と話した。

身長170センチと小柄ながら、しぶとく、パンチのある打撃と俊足、守備範囲の広さで、将来的には広島菊池のような活躍が期待される。「まずは開幕1軍。そこを目指してやっていきます。新人王みたいな大きなことは言えないですけど、そうなれるような活躍が出来たらいいと思います」。三菱自動車岡崎所属ということで「プロでも三菱の車に乗るのか?」という質問を受けると「そうですね、はい」と笑顔で即答した。

会見には西武渡辺智男編成部アマチュア担当部長代行と安達俊也編成部アマチュア担当が同席。安達アマチュア担当は「1軍の選手の刺激にもなってほしいし、レギュラーにもなってほしい。期待しています」とエールを送った。