巨人岸田行倫捕手(22)が19日、契約更改を行い、120万円減の1080万円(金額は推定)でサインした。

ドラフト2位で大阪ガスから入団。春季キャンプは1軍スタートも負傷離脱。復帰後は主に2軍戦でマスクをかぶった。イースタン・リーグで51試合に出場し、打率2割5分6厘、3本塁打、28打点。シーズン終盤に1軍昇格を果たし、出場はなかったが、ベンチに入り、経験を積んだ。「スタートダッシュでけがをしてしまったので、戦う土台にできていなかった。1年間戦う土台を作って、しっかり1軍の戦力になりたい」と話した。

今秋キャンプでは新任の相川バッテリーコーチの元で二塁送球練習などに励んだ。「秋のキャンプは自分を除いた3人の先輩はずっと1軍でやってきていたので、一番目立たないといけないという気持ちでやっていた。肩には自信がある。今年1年戦って、正確性は大事だと思った。いくら捕ってから早くても、送球が浮いたり、ワンバウンドしたらセーフになる。捕球からのスピードも正確性を高めていけば、タイムも縮まっていくと思う」と盗塁阻止率アップへ課題を明確にした。