阪神上本博紀内野手(32)が4日、兵庫・西宮市内の球団事務所で契約交渉に臨み、現状維持の年俸6000万円でサインした。

今季は初取得した国内FA権の行使も視野に入れて熟考した上で、FA宣言せず単年契約で残留。来季は糸原との激しい二塁レギュラー争いが予想されるが、「ケガばっかりでしたけど、こういう状態でも応援してくださる人がいる。活躍して、皆さんに恩返ししたいと、今年は強く思っています」と力を込めた。

今年5月5日の中日戦で左膝を負傷し、「左膝前十字靱帯(じんたい)の再建術」を受けた。以降は地道なリハビリを生活を続け、来春のキャンプ中には全体練習に合流できる見込みとなっている。(金額は推定)