西武から巨人にFA移籍した炭谷銀仁朗捕手(31)の人的補償として、内海哲也投手(36)が西武へ移籍することが決まった。20日、発表された。

内海は03年ドラフト自由獲得枠で巨人に入団。左腕の軸として11、12年に2年連続最多勝を獲得するなど、長くローテーションの軸として活躍した。近年は不調だったが今季は調子を取り戻し5勝5敗、防御率4・17の成績を残した。

西武は今オフ、エースの菊池雄星投手(27)がポスティングシステムを利用したメジャー移籍を決断。即戦力の投手が補強ポイントの優先順位として高い位置にあった。

12月に入り巨人から受けたプロテクト漏れのリストについて検討を重ね、通算133勝の内海に白羽の矢を立てた。

内海のコメントは以下の通り。

「日本一のファンに支えられたジャイアンツの15年間は、最高の思い出です、チームメートには感謝の思いしかありません。そんな最高のチームで最多勝のタイトルを獲得したり、選手会長を務めてきたりしてきたことは、野球人として大きな誇りです。ジャイアンツで培ったすべてを生かし、新しいチームで気持ちを新たに頑張ります。ジャイアンツの皆さん、日本シリーズで対戦しましょう。ファンの皆さん、こらからも変わらぬ応援よろしくお願いします」。