日本ハムは20日、前デトロイト・タイガースのジョニー・バーベイト投手(26)と契約合意に達したと発表した。

10年ドラフト6巡目で指名され、パドレスと契約。16年にヤンキースでメジャーデビューした。メジャー通算成績は、全て中継ぎで44試合に登板し1勝3敗、防御率6・14。マイナーリーグでは先発や抑えも務めたことがある。

身長185センチ、体重104キロ、右投げ右打ち。今季は主にタイガース傘下のマイナーチーム3球団で先発4試合を含む計35試合に登板し、0勝3敗12セーブの成績を残した。

バーベイトは球団を通じて「北海道日本ハムファイターズならびにファンの皆様、私は歴史ある素晴らしい球団でプレーすることを今から楽しみにしています。日本でプレーするという私の夢をかなえることができました。素晴らしいファンの皆様がいるからこそ、ファイターズはみんなが楽しめる新球場を建設していくのだと思います。新球場がオープンする際も、ファイターズの一員として、素晴らしい観衆の前でプレーすることを望んでいます。また、北海道は恵み豊かな地であり、シーフードが日本有数であることも伺っています。新年を迎えるにあたり、私はファイターズが日本一になるための力となれるように頑張っていきます。ファイターズというチームと、そして素晴らしいファンの皆様と良い関係が築けることを楽しみにしています。皆様が楽しいクリスマス、そして良いお年を迎えられますように」とコメントした。

栗山英樹監督(57)は「投手陣の一層の強化につながるバーベイト選手の獲得に、大変喜んでいます。これまでは主にリリーフでの活躍が目立ちましたが、カーブとスプリットの両方を持ち合わせるなど球種が豊富という印象を受け、先発もこなせる万能さを有する右腕だと好印象を抱いています。ストレートも150キロ台前半をコンスタントに投げ込み、『柔』と『剛』を使い分ける器用さも、高く評価しています。2017年はメジャーで24試合登板しており、経験も申し分ありません。今季は主に3Aでの登板でしたが、33試合で防御率1・45。被打率1割9分1厘と抜群の安定感を見せています。『どんな場面でも投げる』と、頼もしい言葉をもらっています。先発挑戦への意欲もあるようですから、ファイターズでもローテーションの一角を担う可能性が極めて高いとみています」と期待した。