オリックスが来春、宮崎キャンプで球団異例の過密日程でソフトバンク超えを目指す。第3クール終了まで5勤1休の計画で、西村監督は「ソフトバンクと同じことをしていてはダメ。(日程は)きつくなんかないよ」と3勤1休でスタートする日本一チームのキャンプを意識。まずはハードな春季キャンプから迫っていく。

近年では17年の第1クールで5勤1休はあったものの、3クール連続は珍しい。リーグ優勝の95年は3勤→4勤→4勤、日本一の96年も4勤1休からのスタートだった。来年1月30日に宮崎入りして必勝祈願を行い、同31日のキャンプイン前日はミーティングに充てる。時間をかけて新監督の方針を選手に伝え、準備を整える。

1、2軍の使用球場が同じ宮崎市清武総合運動公園内にある利点を生かし「1、2軍の入れ替えもひんぱんにやります」と競争意識も高めていく。2月9、10日予定の紅白戦、キャンプ終盤の実戦を通し、主力退団で大きく生まれ変わる新チームの戦いを試す。