先生はJK!? DeNA山崎が、現役女子高生からメンタル向上の術を学ぶ。5日、神奈川・厚木市内の球場で三嶋、石田、熊原と自主トレを公開した。屈強なプロ野球選手の中に、あどけない表情の女子。先月25日にプロ転向の手続きを済ませ、今季から米女子プロゴルフツアーに参戦する山口すず夏(共立女子二高3年)だ。山崎は「(山口は)トップレベルで戦うアスリート。気持ちの整理の仕方を聞きたい。年下ではあるけれど、こういう時間は大事」と18歳から手ほどきを受ける。

4年目の昨季、37セーブを挙げ、初のセーブ王に輝いた。今季は「年間を通して絶対的な守護神でありたい」という明確な目標がある。マウンド上は孤独との闘い。「いい締めくくりをしたい。次の日につながる試合をしたい」。そのための強靱(きょうじん)なメンタルを作り上げる。

ともに、20年東京オリンピック(五輪)を目指す世代。山崎はかつて「世界一のかかる試合でヤスアキジャンプをしていただけるイメージを持って頑張りたい」と夢を語った。山口もこの日、「東京五輪まで、もう時間がない。そこを目指している」と強い決意をのぞかせた。競技は違えど、目指す先は同じ東京につながっている。【栗田尚樹】