中日のドラフト2位梅津晃大投手(22=東洋大)が6日、他の新人4選手とともに名古屋市中川区のナゴヤ球場に隣接する独身寮「昇竜館」に入寮した。

梅津は、兄恵太さん(26)から送られた金の豚のおもちゃを持って入寮。「兄から持っていけと言われました。たぶんこの日の取材の材料にするためだったんでしょう」と、兄の計らいに感謝? していた。入寮に合わせ、グラブも新調。内側には「一」の1文字を縫い込んだ。「はじめ、とも読める。プロとしてのパートナーの1つめ。1年目の思いがこもるように」と、入れた。

ドラフト直前に脳出血で入院した母明美さん(51)とも、大みそかから元旦にかけリハビリ施設を出て実家でともに過ごせた。「顔色が良く、笑顔が多かった」。5日には、涙を流す母に見送られ名古屋入り。「飛ばしすぎず、のんびりし過ぎず、頑張る」と、7日から始まる新人合同自主トレに向け、気持ちを新たにしていた。