阪神の新人合同自主トレが15日、鳴尾浜球場で行われ、男子200メートルハードルの元アジア最高記録保持者の秋本真吾氏(36)が特別講師として指導にあたった。

14日は座学で現役選手の映像などを見ながら指導。この日は選手1人1人の動画を撮りながら、走り方やスタートの仕方などを約2時間指導した。

秋本氏は「昨日の座学はメモを取っている人も多く、例年に比べて意欲が高い印象でした」と新人選手の意識の高さを感じ取った。

ドラフト1位の近本光司外野手(24=大阪ガス)は50メートル5秒8の俊足だが、講義を受けて「180度じゃないですけど、今までとは違う感覚ですね」と参考になった様子。陸上のプロの教えを受けて、自慢の快足にさらに磨きをかけていく。