再発進だ。ロッテのドラフト1位藤原恭大外野手(18=大阪桐蔭)が22日、ロッテ浦和球場で練習を再開した。

インフルエンザA型と診断され、17日午後から寮の自室で療養を続けて回復。一部ランメニューは別だったが、ノックや打撃練習は通常どおり行い、5日ぶりに元気な姿を見せた。「治りました。インフルエンザは幼稚園ぶりの2回目で、早く練習したいなと思いながらずっと寝てました」。うずうずした思いを晴らすかのように、終始笑顔で練習に臨んだ。

井口監督が視察に訪れた18日は療養中だった。「1回アピールするチャンスがなくなった」と焦ったが「これが仕事なんで、もっとプロの自覚と責任を持ってやらないといけない」。あらためて気を引き締めた。

キャンプインの2月1日に向けギアを上げ、初日の紅白戦に照準を合わせることに変わりはない。「もちろんですね。プロのボールが見られるので参考になる。プラスの面が多いので」。ここから巻き返し、出場機会を勝ち取る。「自分が休んでいる間に、5日もうまくなるチャンスがあった。意識次第で取り戻せるので頑張っていきたい」。ゴールデンルーキーは、1度しゃがんで大きく飛ぶ。【久永壮真】