阪神糸井嘉男外野手(37)が25日、西宮市内の甲子園球場で自主トレを公開した。

ランニングやキャッチボールなどの練習で汗を流した糸井は「毎年、キャリアハイを目指している。矢野さんを胴上げしたい」と目を輝かせた。1月はソフトバンク柳田、オリックス吉田正らと沖縄で自主トレを敢行。2月のキャンプインに向けて引き締まった体を披露した。

グラウンドではオリックスから阪神にFA移籍した西と対面した。オリックス時代の4年間ともにプレーした後輩について「会いたくなかった」と冗談を飛ばしつつ、「2桁は勝ってくれるんじゃないか」と期待した。

阪神2年目の昨季は119試合に出場し、打率3割8厘、68打点、16本塁打をマーク。だが、6月30日ヤクルト戦(神宮)で死球を受け、右腓骨(ひこつ)を骨折するなど2度の故障離脱を味わった。「ケガで30試合くらい出ていないので完走したい」と、力を込めた。