巨人上原浩治投手(43)が26日、都内でアンバサダーを務めるスイスの高級時計会社「ゼニス」のトークショーに出席した。

日本と米国の野球文化の違いについて「外国人の小さいころは分からないけど、みんな楽しそうにやっている。特にラテン系の選手は野球ができることに楽しさを感じている。ああいうことはまねできたらいいなと思う」と経験を元に語った。

「だから日本が悪いというわけじゃない。メジャーのキャンプは走り込みや投げ込みもしないし、練習時間も短い。高校生のころから球数制限もあるけれど、野球観が違う。日本にもいいところはたくさんある。(日米の)いいとこどりをたくさん集めれば野球界はもっと良くなると思う」と日本球界への思いも口にした。

春季キャンプは2軍スタート。明日27日からは3日間のファーム合同練習が始まる。「2軍にいた方が自分のペースでやらせてもらえる。1軍だとレギュラークラスが調整しているのを見て、ハイペースになってしまうかもしれない。のんびりではないですけど、自分のペースでやらせてもらえることはありがたい」と昨年10月にクリーニング手術した左膝の状態を見ながら、開幕へ照準を合わせると話した。