阪神ドラフト1位の近本光司外野手(24=大阪ガス)が28日、先乗り合同自主トレに参加するため、チーム本隊とともに航空機で沖縄に入った。緊張感を感じつつも「暖かいと体が動きやすくなる。飛ばしすぎずときにはセーブしながらやっていきたい」とマイペース調整を掲げた。

社会人時代から継続している“ぐっすり調整”で、虎でも牙を研ぐつもりだ。「睡眠が大事になる。理想は7~8時間は寝たい。睡眠時間というよりは、起きる時間を設定して、そこから逆算して寝る感じです」。朝から体のスイッチを入れるためにも、ぐっすり寝て疲れをとる。「ケガしないように自分の体を管理しながらやっていきたい」。外野の定位置争いはベテランの福留、糸井以外は横一線。新人の近本にもチャンスはある。その機会をつかむために、温暖な沖縄の地で、近本が走りだす。【真柴健】