ソフトバンクのドラフト4位板東湧梧投手(23=JR東日本)が初めて打撃投手を務め、福田に死球を与えた。1人目で左打席に入った福田に投げた20球目が右脇腹を直撃。19球目から福田に内角球をリクエストされていた。板東は「最初(19球目)が抜けたので、次はしっかりと思って力んでしまった。福田さんには申し訳ないです」と先輩に当てたことを反省した。

精神的ダメージを受けたまま、2人目の中村晃と対戦。「バテて球がシュートしたのと、メンタル(面の影響)で球が垂れた」と投球に影響は出たものの、崩れることなく外角へ投げ続け、22球で安打性の打球は1本に抑えた。「今日は20点ですね」と反省しきり。ただ、死球を食らった福田は「制球が生命線の投手。球の出どころが見づらい」とほめ、投球を受けた高谷も「直球は縦回転」とクセのない球質を明かした。