阪神から新加入したオリックス竹安大知投手(24)が10日、紅白戦で登板した。紅組先発としてマウンドへ。1回の投球内容は空振り三振、投ゴロ、空振り三振。2回は空振り三振、左前安打、左二塁打、四球、遊飛、三直。2回を投げ、2安打3奪三振で1失点だった。

「まだまだですね。リリースポイントが安定していない。もっと精度を上げていかないとキツイです」と言いつつ、収穫もある。自身の直球に対しての打者の反応が「思った以上に良かった」と振り返った。

竹安は昨年12月、FAで阪神に移籍した西の人的補償としてオリックス入り。阪神でも先発候補の一角として期待されていた右腕で、昨年10月13日の中日戦ではプロ初先発していた。

今季オリックスの先発候補としても大きな期待がかかっている。失点こそ喫したが、バットを折るシーンもあり、宮内オーナーが観戦する御前試合で躍動した。

 

◆竹安大知(たけやす・だいち)1994年(平6)9月27日、埼玉県生まれ。二松学舎大付から1年夏に伊東商に転校。熊本ゴールデンラークスを経て15年ドラフト3位で阪神入り。17年10月5日の中日戦で1軍デビューし、中継ぎとしてプロ初勝利をマーク。18年オフに西のFA移籍の人的補償でオリックスに移籍した。183センチ、83キロ。右投げ右打ち。