昨年4月に右股関節手術を受け米国でリハビリを続けていたソフトバンクのデニス・サファテ投手(37)が12日、キャンプ初のブルペン入りした。

最初の20球ほどはバラついていたが、高村コーチらと修正を重ね、終盤はスピンの利いた球を投げた。この日は75球と多めの投球練習だった。「(力は)50%くらい。体は股関節を含め全然問題ない。11カ月野球をやっていないので、脳が動けとシグナルを送らなければならない。福岡に戻った時には試合に投げられるように。米国でも8回投げ、最後の2回は65球、75球と投げていた」と話した。

捕手の後方からは練習の合間を利用して昨季守護神で弟分の森が見守っていた。サファテは「スパイされていることはわかっていたけど、負けないように。2人で刺激しあっていければ」と笑った。