オリックスから新加入の金子弌大投手(35)が、上々の新天地デビューを飾った。

24日の巨人とのオープン戦(那覇)で移籍後初登板初先発。2回1安打無失点、サインプレーのけん制で二塁走者をアウトにするなど、通算120勝右腕の実力をうかがわせた。

金子 去年はケガをして、シーズン途中から投げていなかった。不安というか、実戦から離れていたので、しっかり投げないとなという、気が引き締まる部分はあった。

昨季は首と背中に強い張りが襲い、18年8月8日西武戦を最後に登板がなかった。200日ぶりの実戦マウンド、新天地での初登板と緊張感も自然と高まるシチュエーションでも、実力を発揮できる精神力は、やはり頼もしい。

3月30日の開幕2戦目、古巣のオリックス戦(札幌ドーム)で先発することが決まっている。「そこまでに自分のテーマをクリアしていくことが大事」。百戦錬磨の右腕が、チームの期待に応えるべく、きっちりと開幕までに仕上げていく。