マツダスタジアムで1日、広島戦の本拠地観戦チケットの販売が開始された。これまでの先着順を改め、今季から購入希望者に抽選券を配り、当選者に整理券の番号順に窓口で販売する新方式を導入。抽選券を配布した2月25日は、想定をはるかに超える5万人のファンが球場に殺到。周辺の交通がまひし、配布が途中で打ち切られるなど大混乱となっていたが、この日は整然と販売が進んだ。

当選した2100人のうち、1300人が球場の5カ所で整理券の順番順に窓口に並んだ。1人5試合まで購入でき、1試合ごとの枚数制限はない。午前9時52分に発売。1番の整理券を手に購入した広島市在住の20代女性は「(運がよすぎて)これから悪いことが起こるんじゃないかと心配です。自分の分は5試合を6枚ずつ買いました。開幕戦と開幕3戦目は買っています」と話した。

さっそくオークションサイトなどで転売されるケースもみられた。それでも島井誠入場券部長は「個人レベル(の転売)はどうしても出てしまう。去年よりは減っているはず」と説明。途中経過ながら、組織的な転売を防止する一定の効果を認めていた。

3日は整理券を持つ残りの800人が同様の形式で窓口購入する。