左肩を痛めファーム調整を続けていたソフトバンク和田毅投手(38)が3日、福岡・筑後市のファーム施設で約10カ月ぶりに捕手を座らせて投球練習を行った。

50球のピッチングのうち、最後の10球。和田は捕手を座らせ外角へ5球、内角へ5球。思い切り腕を振った。「抜群でした。ずっと(捕手を中腰にして)低めに投げる練習をしてきた。捕手が座った方がいい球がいっていた」。ブルペンから出てきた和田は笑顔で話した。

宮崎キャンプでブルペン入りは9回。計565球を投げたが、捕手を中腰にした状態での投球だった。「キャンプでしっかり下半身を使って投げていたので、これから少しずつ(座らせた状態での)球数を増やしていきたい」と復活へ意欲を見せていた。