今季から先発に転向したソフトバンクのロベルト・スアレス投手(28)が、12日のウエスタン教育リーグ中日戦(ナゴヤ)に先発する。

11日はヤフオクドームで行われた投手練習に参加。ダッシュなどで汗を流した。5日阪神戦では3回1安打1失点。12日は4イニングを予定している。スアレスは「順調に来ています。先発として長いイニングを投げ、最少失点に抑えること。スタミナなどを強化していきたい」と話した。

開幕ローテーション有力候補だったバンデンハークが腰痛のため離脱した。スアレスは「自分としては関係ない。常にいい仕事をすること」と話したが、大きなチャンスがめぐってきた。外国人枠4人のうち、先発左腕ミランダが当確。サファテ、デスパイネの実績組も開幕1軍が有力視され、残り1枠を中継ぎ左腕モイネロ、打撃好調で内外野をこなせるグラシアルと争っている。

9日のヤクルト戦(タマホームスタジアム筑後)では兄アルバート・スアレス投手(29)がヤクルトの先発として4回1失点と好投した。スアレスは「兄はすごくよかった。すべての球種を制球よく投げていた。兄は今年やってくれると思います」とうれしそうに話した。兄に続き自分も好投を見せ、開幕ローテーションへ大きくアピールする。