2軍の本拠地開幕戦へ早くも熱気が漂っている。日本ハムのドラフト1位吉田輝星投手(18=金足農)が対外試合初登板から一夜明けた13日、千葉・鎌ケ谷で2軍の全体練習に参加した。ランニングやキャッチボールなど軽めのメニューで汗を流した。

前日は1回1安打無失点と好投したが「まだ万全ではない。引き続きフォームをしっかり修正できるところはして、変化球もこれからしっかり本格的に練習していきたい」。次回登板予定のイースタン・リーグ本拠地開幕戦となる19日ヤクルト戦(鎌ケ谷)へ気持ちを高めた。

プロ入り同期から刺激を受ける。この日、U18日本代表でチームメートだった中日根尾が、阪神とのオープン戦(ナゴヤドーム)で1軍デビューを果たした。「すごく野球に対して取り組む姿勢がすごい。自分もジャパンの時にそういうのを感じて、しっかり見習えればいいなと思う」と、この先の自身の1軍登板を見据えた。

鎌ケ谷では異例の事態が起こっている。19日の前売りチケットが、予想を超える売れ行き。13日夕方5時時点で、通常平日1試合分のチケットの約3倍に近い数が売れる爆発的状況だ。球団関係者は「いまだかつてない勢いです。恐ろしい数字になりそう」と舌を巻く。「期待度とか、熱気とかが上げれば上がるほど、自分は好き」と話す吉田輝。公式戦デビューへ注目が集まる。【山崎純一】