中日の大野雄大投手が、開幕前の最終調整登板に臨んだ。3回に犠飛で1点を失った後、2死一、二塁からメヒアに左翼線二塁打を許し2失点。4回75球5安打4失点で降板した。

大野は「勝負どころで投げきれなかった。前回(オリックスとのオープン戦=19日、ナゴヤドーム)はストライク先行で投げられたが、今日は考えすぎた。本番までに微調整したい」と反省した。

本拠地開幕となる4月2日の広島戦(ナゴヤドーム)での先発が決まっている。「大事な試合だし、ファンに勝利を届けられるようにがんばりたい。首脳陣、チームの期待に応えられるようにしたい」と、気合を込めた。

昨年は開幕1軍を逃し、6試合に先発。0勝3敗と、白星なしでシーズンを終えた。「4月2日は、自分にとってもむちゃくちゃ大きな試合。下を向かず、全員で前を向いていけば順位も上がる」。開幕ローテーションを手にする左腕は、この日の結果にうつむくことなく前を向いた。