ストップ・ザ・オリックス! ソフトバンク甲斐拓也捕手(26)が1日、2日から京セラドーム大阪で3連戦を戦うオリックスの機動力を警戒した。

開幕2カード目の相手は3戦で12球団トップの5盗塁をマーク。オープン戦でもパ・リーグ最多タイの19個を決めており、西村新監督の下、機動力野球を見せている。特に福田、西浦の1、2番コンビが好調で、ともに2盗塁だ。

この日、博多駅から敵地大阪に旅立った甲斐は「いい打線。まずはそこ(1、2番)を抑えるのが大事。メネセスと吉田正尚に、ランナーを置いて回さないようにしないといけない」と1、2番出塁禁止「令」を掲げた。

昨年、平成最後の日本シリーズMVPをさらった「甲斐キャノン」は今季もさらに進化中だ。西武3連戦では2度の企図をすべて阻止。工藤監督も「体のキレを含めてもいいのかな。自信を持っている」と目を細める。甲斐自身は「体も動けているけど、ぼくだけでなくピッチャーの方もしっかりやってくれている」と普段通り、投手との「和」を強調。「(盗塁阻止する)準備はしていきます」と肩を回した。08年以来、11年ぶりの開幕4連勝へ「甲斐キャノン」が勝負の鍵を握る。【山本大地】