右封じは、任せろ。日本ハム秋吉亮投手が、絶体絶命のピンチで右打者2人を相手に好救援を見せた。0-1の7回無死満塁、4番手でマウンドへ。

「内角勝負も考えたけど、スライダーの出し入れで勝負しようと思った」。狙い通り、嶋をスライダーで空振り三振に仕留めると、続くオコエを遊直併殺でピンチを脱した。

17年ワールド・ベースボール・クラシックの日本代表。屋外の神宮球場を本拠地とするヤクルトに5年間在籍しただけに、この日の異常な寒さへの対処も万全だった。「さすがに、こんなに寒いのは初めて」と苦笑いも「カイロを持ったり、登板前にしっかり動いて体を温めた」。しびれる投球で接戦に持ち込んだ右腕は「対左には、宮西さんがいる。僕は右が来たら抑えたい。こういう投球を続けて、監督やコーチに信頼してもらえるよう頑張る」と意気込んだ。