楽天ドラフト4位の弓削隼人投手(24)のプロ初登板初先発初勝利はならなかった。

1回先頭の西川に対し、3球ボールが先行してから見逃し三振に仕留めるなど3者凡退の立ち上がり。2回は2四球などで1死満塁としたが、日本ハム谷内を遊ゴロ併殺で切り抜けた。

制球に苦しみ、3、4回も得点圏に走者を背負いながら無失点で粘っていたが、5回無死一、二塁から大田に中前適時打を浴びて初失点。続く近藤は遊ゴロ併殺崩れで1死一、三塁となったところで降板。95球を投げ、勝利投手の権利まであとアウト2つと迫ってマウンドを降りた。

「落ち着いていましたけど、体が前のめりになってしまいました。ボールが散るのは持ち味ですけど、はっきりしすぎて球数が多くなってしまいましたね。それでも要所で打たせて取れたのは収穫だと思います。リリーフ陣の調子がいいのでとにかく胸を張って投げました」と振り返った後で「石橋さんに感謝です」。5回のピンチを無失点で切り抜けてくれた2番手石橋に感謝していた。