ソフトバンクが試合のなかった楽天と並んで再び首位に立った。4回。日本ハムの「ショート・スターター」加藤に通算12打数無安打7三振と抑え込まれていた上林が、2点先制の適時打で口火を切り、甲斐、釜元も適時打で続いた。下位打線による3連打で5点を奪って、逃げ切った。工藤公康監督のコメント。

「みんなの集中力が一気に出た」

柳田、グラシアルが不在のここ2試合は攻めあぐねて引き分け、延長負け。前日10日の試合後はコーチ会議に時間をかけ、首脳陣が球場を出たのは日付が変わったあとだった。

「真剣にみんなが考えてくれているからこそ、いろんな意見が出る。時間がかかろうが、そういう話をしていった方がいい」

主軸不在の間、期待が寄せられるのは殊勲打の上林だ。

「頑張ってもらわなきゃいけない選手。期待は120%あります」