左人さし指を8針縫った中日根尾昂内野手(18)が負傷から一夜明けた17日、ナゴヤ球場で練習した。ランニングなど心拍数の上がる運動は控えたが、右手1本でのティー打撃をじっくり行った。

「早く治すことしか考えていません。できることをやれたら。早く治ってほしいなと思います」と冷静に話した。

根尾は16日のウエスタン・リーグ阪神戦(ナゴヤ)の7回の守備で盗塁の二塁カバーに入った際、左手が一塁走者高山と接触。タッチにいった際、グラブから出していた人さし指がスパイクの歯によって切られる格好になった。病院で処置を受け、抜糸までは約2週間と診断された。試合復帰までの期間は不明だ。

注目のドラフト1位は、1月に右ふくらはぎの軽い肉離れを起こし、2月のキャンプを2軍で過ごした。ウエスタン・リーグでは84打数12安打の打率1割4分3厘、1本塁打。1軍デビューに向けて2軍で経験を積んできた。