楽天が、序盤戦の踏ん張りどころを迎えた。先発の安楽が打ち込まれ、今季初の4連敗を喫した。

3者凡退で滑り出した1回から一転、2回先頭の井上にソロを浴びると3失点。「2回から腕が振れなかった。守りに入った部分がある」と4回にも四球から2連打を浴びてKOされた。3回1/3を投げて8安打7失点。「見ての通り最悪のピッチングでした」と反省した。

ダメージが蓄積する敗戦が続く。4連敗中、先発投手が5回までに5失点以上したのは3度。24試合を終えて9回を完投した投手は0。早めの継投を余儀なくされており、登板数上位10人に中継ぎの5人が入る。勝ちパターンのハーマン、松井はリーグトップの15登板。森山投手コーチも「先発が6、7回投げてくれれば後ろは助かるよね」と先発の奮起を期待する。

平石洋介監督は「先発の元気な人数も少ない。やってもらわないと困る」と安楽に再チャンスを与える方針。則本昂、岸を欠く先発陣が連敗脱出のカギを握る。

 

▽楽天伊藤投手コーチ(安楽について)「すばらしい立ち上がりだったが、守りに入って彼らしいピッチングができていなかった」