1軍登録された阪神の新外国人マルテ内野手が来日初安打を放った。

6番一塁で先発起用。3打席目まで凡退を続けたが、9回に三遊間をゴロで破ると一塁ベース上で笑顔を見せた。「何よりうれしいのはチームが勝ったこと。日本でこれからやっていく上で貴重な1本になったと思う。うれしく思います」と素直に喜びを表現した。3月中旬に右ふくらはぎを痛めて離脱。

2軍戦を経て、ようやく戦線に復帰した。「正直、ここまで長かったが、自分にとっては1年間やっていくうえで大事な1カ月という気持ちがあった」。

助っ人が長打力を発揮すれば、打線の得点力は確実に上がる。矢野監督は「ああいうところでマルテがいるのは相手にとっても気持ち悪い部分もあると思う。チーム全体のポイントゲッターとして打ってくれると助かる。全体的にはいい形になりつつあるかな」と期待した。待望の大砲候補が1カ月遅い開幕を迎えた。