阪神の執念継投も勝利を呼び込んだ。同点に追いついた直後の8回は1死一、二塁で能見からジョンソンに継投。二、三塁となるが大和、ロペスを連続で空振り三振に封じた。

開幕から15試合連続無失点を「準備はしっかりできていた。使ってくれる首脳陣に感謝したい」と話した。9回はドリスが筒香を空振り三振に仕留めるなど3者凡退。今季初勝利を挙げた。逆転勝ちの陰の立役者は5回途中から救援した守屋と7回に投げた島本だ。矢野監督も「流れは完全に向こうに行きかけていた。それを引き戻したのが守屋とかシマ」と手放しで褒めたたえた。

▽阪神守屋(5回途中から救援で1回2/3を無失点。今季13戦目で防御率1・26)「疲労はない。腕を振って勝利に貢献したい」

▽阪神ドリス(9回を3者凡退で今季初勝利)「先頭をアウトに取ることだけ考えていた。3者凡退でリズムを持ってこられたなら、良かったね」