巨人原監督が、報道陣をシャットアウトした状況で陽岱鋼、中島の両ベテランに直接指導した。

28日、甲子園で予定されていた阪神戦が雨天中止になると、全体練習が行われた室内練習場ではなく、三塁側ブルペンに直行。約1時間、トス上げや正面からの投球で、みっちりと向き合った。

開幕5番の陽岱鋼は、ここまで先発19試合にとどまり、打率2割7分6厘、2本塁打。代打が主な新加入の中島も打率1割9分4厘で本塁打0の状況だ。汗をびっしょりかいた指揮官は「少しでもいい方向にいけばいいだろうし。持ってる力からすれば100%の力を出してるわけじゃないでしょう」と、内角球へのアプローチを重点的にチェックしたとみられる。

6月4日からの交流戦ではDHの出場枠もできる。陽岱鋼は「時間をつくっていただいて、得たものは大きかった」と言い、中島は「体全体の使い方とか手の動かし方を教わりました。いいイメージで試合に入れる」と感謝した。