大腸がんから戦列復帰した阪神原口文仁捕手(27)が昨季10月10日DeNA戦以来、240日ぶりに1軍甲子園公式戦に出場した。1点を追う6回2死二、三塁で登場し、打席に入る前に右翼席に一礼。有原の暴投の間に同点とし、なおも2死三塁でフルカウントから空振り三振に倒れた。

昨年末に大病が発覚し、今年1月24日に大腸がんで手術を受ける意思を公表。6月4日に今季初めて出場選手登録され、その日の敵地ロッテ戦では代打で適時二塁打を放っていた。復帰戦直後には「自分のやるべきこと、目の前のことをしっかり準備して、結果を求めてやっていきたい」。千葉遠征を終えて聖地に降り立った。