日本ハムが巨人に完敗し、パ・リーグ首位から陥落した。金子千尋投手が先発登板試合ではプロ最短となる2回1/3を7安打6失点でKO。

初回から変化球の制球に苦しんだ。「今日は感覚的に感じは良かった。それで力任せにいってしまったので、変化球の制球がなかったのかなと思う。もうちょっとストライクからボールになるように投げたかった」。勝負球が決まらず、45球を要して、いきなり3失点。その後もリズムを取り戻せなかった。

終盤は石井の2号3ランなどで追い上げたが、序盤の大量失点は重すぎた。栗山監督は「いろんな時がある」と金子を責めることなく、「全体的に勝ちきれなかった。私自身がしっかりやっていきます」と結果を背負った。チームは1分けを挟んだ連勝が3で止まったが、それでも貯金は7。交流戦ではソフトバンクと並んで首位タイ。指揮官は「1試合1試合、次の日にどう生かせるか」と前を向いた。小休止をバネに、16日は巨人のエース菅野を打ち崩して、6カード連続の勝ち越しを決める。