侍ジャパン復帰をアピールも…。中日大野雄大投手は110球で力尽きた。6回まで内野安打のみの1安打無失点投球。だが2点リードの7回、6番中村に同点2ランを献上。9回には再び中村に勝ち越し打を許した。

8回1/3を5失点で今季5敗目(4勝)。「次はあのような場面を乗り越えられるように頑張ります」と反省した。

序盤は140キロ後半の力強い直球にフォーク、ツーシームを織り交ぜ、強力西武打線を手玉に取った。視察した侍ジャパン稲葉監督は「コントロールが良くなっている感じがした。力強い真っすぐと、それを意識させた変化球。ああいうコンビネーションをうまく使っていけばいいんじゃないか」と高評価した上で「左投手は貴重。これからもしっかり見ていきたい選手の1人ですね」。日本代表入りへ1歩前進したが、悔しさが残った。