昨年2度の右肘手術を受けたソフトバンク岩崎翔投手(29)が早ければ球宴明けに1軍復帰する可能性が出てきた。

26日、福岡・筑後のファーム施設でブルペン投球。すでに捕手を座らせており、この日は20球以上を投げた。「変化球、クイックもやっています」と投球練習としては最終段階に入った。次のステップは実戦への動き。順調ならば、週明けに打撃投手を行い、7月5日からのウエスタン・リーグ広島3連戦(タマホームスタジアム筑後)中に実戦登板する。

昨年は4月上旬に離脱。1度目の手術を経て9月に2軍戦復帰したが、シーズン中の1軍復帰は間に合わずオフに再手術した。現在の肘の状態については「そこまで悪くないが、いいですねとは言えない。気になる部分はある」としながらも、投げられていることで気持ちは前に向いている。

17年最優秀中継ぎ右腕は「オールスター明けには(1軍に)行ければいいなと思う。7月中には。早く行きたい。投げられているから。目標は自分の中である。不安がっても止まってしまう。立ち止まらないようにしたい」。1年ぶりに帰ってくれば、若手中心のブルペン陣にとって頼もしい存在となる。