広島がかみ合わない。先発床田が7回1失点と好投した阪神戦で、今季4度目の完封負け。5年ぶりの8連敗となり、DeNAと入れ替わりで5月11日以来の4位に転落した。

高橋遥の迫力満点の投球に歯が立たなかった。5月の快進撃を支えた野間を1番に復帰させ、菊池涼を本来の2番に戻したが、打順の問題以前に安打が出ない。菊池涼が1安打、小窪が2安打、投手床田が1安打の計4安打。緒方監督は「ある意味、自分の中では理想とするところのオーダー」と話したが「これだけ安打が出ていないことももちろんだけど、つかまえきれなかった」と話した。

球宴休みまで残り3戦。立て直しのめどだけは立てておきたい。4打数0安打の野間は「一丸となって勝てるようにやっていきたい」と語った。落ち込んでいる暇はない。すべてをかけ、目の前の中日戦に臨む。