日本ハムが今季2度目の6連敗を喫し、自力優勝の可能性が消滅した。

首位ソフトバンクに1回から圧倒された。歴戦の左腕、先発和田に3者連続三振を奪われ、その裏には内川、デスパイネに痛打を浴びて3点を献上。あっという間に主導権を奪われ、そのまま逃げ切られた。3連勝だけを期して臨んだ首位との直接対決3連戦は3連敗で幕を閉じた。

2年ぶりにソフトバンク戦の負け越しも決まった。栗山監督は「全然関係ない。こっちが連勝すれば(自力優勝の可能性は)復活するわけだから」。残りは36試合。8月はチーム打率2割6厘、1試合平均2・1得点と沈黙する打線の復調が急務だ。野球に熱くなると甲子園取材時を思い出して関西弁となる指揮官は「何とかするよ。ここからや」。最後まであきらめないのが日本ハム。高い壁の方が、乗り越えがいがある。