一般の部はダラーズ(石川・白山市)が2年ぶり3度目の優勝を飾った。決勝(7回戦)で千葉マリンスターズ(船橋市)を延長の末、7-6で下した。

試合終盤の6回、2点を追うダラーズは2死から二塁打で坂下翠(40)が出塁すると、山森栞里(22)の2ランで同点とした。そして、7回両チーム無得点で特別延長(互いに一死満塁で攻撃)に入り、3点を先制されても慌てなかった。 坂下の適時三塁打で追い付くと、最後は好投の桑沢明里(金沢市立大徳中1年)の内野ゴロが相手失策を誘い、サヨナラ勝ちした。最優秀選手には桑沢が選ばれた。

桑沢は「最後に打たれたけど、坂下さんが盛り上げてくれたので頑張れた」と笑った。桑沢は延長8回に3点を取られ、ベンチで泣いていたが、チームの大黒柱・坂下は「大丈夫だと思っていた。流れがこっちに来ており、後攻は有利」と、その通りの結末に胸を張った。

坂下は桑沢の投打の活躍を評価し、MVPに推薦した。「中1なのに先発と中継ぎで全試合頑張ってくれた。打撃も勝負強い」と娘のような後輩をたたえていた。

<一般の部>【準決勝】ダラーズ10-3パラドックス、千葉マリンスターズ9-4愛知アドバンス

【決勝】

千葉マリンスターズ

11001003=6

00001204X=7

ダラーズ