阪神横田慎太郎外野手(24)が22日、兵庫県西宮市内で引退会見を行った。

13年、ドラフト2位で阪神に入団。身体能力の高さや打撃センスから大型外野手として将来の主軸と期待されたが、17年に脳腫瘍を患い、半年間の闘病を経験。復帰後は育成契約から1軍の舞台を目指していたが、ユニホームを脱ぐ決断をした。

背番号124のユニホーム姿で臨んだ会見では、改めて「今シーズンをもちまして、ユニホームを脱ぐ決断をしました」と自らの言葉で説明。引退を決断した理由には「自分の打った打球が見えない」など、目の影響によるところが大きいと言い「自分で決めたこと。全く後悔はありません」と話した。

◆横田慎太郎(よこた・しんたろう)1995年(平7)6月9日生まれ、鹿児島県出身。鹿児島実から13年ドラフト2位で阪神入団。3年目の16年3月25日開幕の中日戦に「2番中堅」で先発して1軍戦初出場。実働はこの1シーズンで38試合、20安打、0本塁打、4打点、打率1割9分。18年から育成契約となっていた。父真之さんはロッテなどに在籍した元外野手。187センチ、94キロ。左投げ左打ち。