楽天嶋基宏捕手(34)の今季限りでの退団が濃厚となった。

7日、石井GMは「今年の成績を見ると、来季に関しては(減額制限を超える)自由契約のオファーになる。嶋選手自身はスタートで出る選手として勝負したい気持ちが強いが、うちは現在そういう環境にない」と説明。将来的な指導者就任を要請した上で、大幅減俸で来季オファーを出したが、出場機会を求める嶋と折り合わなかった。

嶋は腰を痛め6月に登録抹消。13年目で最少の57試合出場にとどまった。

石井GMは「彼は特別な存在。出るにしても、いろいろな経験をして最終的には(指導者として)戻ってきてほしい」と指導者としてラブコール。他球団との交渉が不調に終わった場合は楽天で受け入れるかについて「もちろん」としたが「彼のこのチームでの貢献度を考えれば『2番手で残ってくれ』とは言えない」。退団が避けられない状況にあると示唆した。