中日福田永将内野手(31)が15日に「9月度大樹生命月間MVP賞」をプロ13年目で初受賞した。9月は3番打者として、23試合で打率3割3分、3本塁打、21打点。4割9厘と得点圏打率の高さも光った。ナゴヤ球場に隣接する室内練習場内で会見し、「1度は取ってみたいと思っていた。本当にうれしい」と喜んだ。

昨年は三塁手として自身初の規定打席到達を果たした。しかし高橋が二塁からコンバートし、今季は開幕をベンチスタートで迎えた。外野の守備にも取り組み、同僚のケガや不調などで次第に先発出場を増やした。「スキをついて試合に出るつもりでやっていた。去年からずっとバッティングのテーマをもってやってきた。それが後半に形になった。(CS争いで)負けられない緊張感の中で試合ができた」と振り返った。

現在は秋季練習に参加中。今季は8月中旬から左翼に定着した。「可能性が少しでもあるポジションなら、そこを狙っていきたい。とにかく試合に出ないとダメ」と複数ポジションをこなしながら、レギュラー奪還を誓った。