日本通運はNTT東日本との関東勢対決を制し、3回戦に進出した。

今秋ドラフトで指名漏れの形になった諸見里匠内野手(24=国学大)は2安打2四死球で勝利に貢献した。

初回1死から、相手の来秋ドラフト候補・佐々木健投手(23=富士大)から粘って10球目の変化球を右前安打にさばいて出塁。4番北川利生内野手(26=関大)の中前適時打で先制点のホーム踏んだ。「球数投げさせたらいけるんじゃないかと思って粘りました。ミーティングでも『後ろにつなぐことを忘れるな』と話しているのでその結果が連打になったんじゃないかと思います」と勝利を喜んだ。

ドラフトでは悔しい結果となったが「野球が終わったわけじゃない。来年も一生懸命やって、その結果がついてきたらと思います」と目の前の一戦に全力を尽くしていく構えだ。

チームは初回に4点を奪うと、5回にも9番木南了捕手(27=帝京大)の左越え2ランが飛び出すなど、15安打9得点。投げては和田悠佑投手(24=富士大)が4安打完封した。